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年齢別の食事について

ペットとの生活

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第5回 年齢別の食事について
2019年6月

同じワンちゃんでも年齢、体格、ライフスタイル、健康状態などによって必要な栄養素やエネルギー量が異なってくるため、食事の種類を変えていかなければいけません。今回はその中でも“年齢による食事の違い”についてお話をしたいと思います。

Q.ワンちゃんの離乳食とはどのようなものですか? ミルクから離乳食への切り替えはどのようにすればいいですか?

A. 母犬と一緒にいる子犬は通常3~4週齢までは母乳を飲んでいますが、この頃になると乳歯が生えてきて母乳以外の食べ物にも興味を持つようになってきます。そうなったら子犬用の離乳食を準備してあげましょう。離乳食は消化が良く、柔らかくて子犬用に栄養バランスが調整されたものがよいでしょう。
離乳食はまず少量ずつ味見させるところから始めます。人が指にとって舐めさせたり、上あごや舌に塗って離乳食の味を慣れさせましょう。これを数回行ったのち、お皿から舐めるように誘導していくとよいでしょう。一日の離乳食の回数と量を2~3週間かけて徐々に増やしていくと、ミルクからスムーズに切り替えができると思います。完全に離乳食になり、生後2ヶ月を過ぎて乳歯も生えそろったら次は子犬用フードに切り替えていきますが、フードの変更を急ぐとお腹を壊すこともあるので、便の様子を見ながら、ゆっくりとあせらずに行ってください。

Q.子犬の時期とは生後何か月までをいうのですか? 子犬の食事は何に気をつければいいですか?

A. 子犬の時期とは体が成長している時期のことを指しますが、ワンちゃんの成長期の期間は、成犬になった時の大きさによって長さが異なります。例えば、小型犬では生後8~12か月齢くらいで成長が止まって成犬になるのに対して、大型犬では16~24か月齢くらいまで体が大きくなり続けることもあります。
子犬の時期は、体が大きくなるためのエネルギー必要量が最大で成犬の2倍近く必要になります。タンパク質やカルシウムなどのミネラルも成犬よりも多く必要です。しかし、栄養は多ければいいというものではなく、あくまで必要量を過不足なく摂ることが大切で、栄養素同士のバランスも非常に重要となります。この時期の栄養バランスが崩れるとのちのちの健康に問題が出てくることもあるので、体重をこまめにチェックしながら栄養状態に合わせた食事を与えるようにしましょう。
子犬は成犬よりも消化能力が低いので一日量の食事を4~5回に分けて与えることも大切です。歯がしっかりと生えそろっていないうちは固形のドライフードは食べにくいので、初めは柔らかいものからはじめ、便の状態などを見つつ徐々に固さのあるものに変えていくと良いでしょう。

Q.シニア犬とは何歳くらいからですか? シニア犬用のフードにはどのような特徴がありますか?

A. シニアとは加齢による体の変化が現れはじめる年齢を指しますが、具体的には、内臓機能が徐々に衰えだす、運動機能が少しずつ低下してくる、以前よりも動きが鈍くなってくる、などの変化が見られるようになる年齢のことをいいます。ワンちゃんの加齢速度は体の大きさ(品種)によって異なり、一般的に体の小さい品種の方がシニアになる年齢が遅い傾向があります。
個体差もありますが、小型犬のシニアがだいたい6~7歳くらいからであるのに対して、大型犬のシニアは5~6歳くらいからと言われています。
シニアになると、今までよりも運動量や基礎代謝量が減ってカロリー消費が少なくなるので、同じ量のご飯をあげ続けていれば、当然太りやすくなってきます。ですので、多くのシニア向けフードは成犬用フードよりもカロリーはやや控えめになっています。 また、シニア向けフードには心臓や腎臓、消化器、関節などの加齢による変化を考慮した栄養内容になっているものが多くあります。たとえば、お腹の健康に配慮してプロバイオティクスと呼ばれる腸内細菌に有用な物質(乳酸菌など)を含んでいたり、関節の健康に配慮して軟骨成分(グルコサミン、コンドロイチンなど)が配合されているものがあります。

Q.高齢犬でご飯をあまり食べてくれません。
  目や歯も衰えてきているようなのですが、どのようなものを食べさせればいいですか?

A. シニアからさらに年を取って、小型犬の11歳以上、大型犬の8歳以上くらいからを高齢犬といいます。高齢犬になると体のあちこちで老化が進んできます。
耳が遠くなったり毛ヅヤが悪くなったりするだけでなく、白内障や歯周病も多くの高齢犬にみられます。老化による体の衰えは治すことが難しく、何もしなければ徐々に進行していきますが、お薬などを使って悪化を防ぎつつ、食事を工夫してなるべく今の栄養状態を維持していくことがとても大切です。たとえば、歯石や歯周病があっても摂取しやすいように舐めて食べられるような柔らかい食事にする、目が見えにくくなっても香りのよい食事にすることでご飯の場所をわかりやすくする、などです。もし食欲がなく、たくさん食べることが出来ないようなら、栄養価の高いフードを少量ずつ一日4~5回に分けてあげたり、液状の高カロリー食をスポイトなどで口の中に入れてあげてもよいでしょう。

まとめ

一口にドッグフードと言っても年齢によってその内容と量が変わってきます。今うちの子に最適なものは何か、よく吟味してあげてくださいね!