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栄養学の基礎知識

ミネラルについて
2013/01

ミネラルとは、ごく微量ですが体内の代謝や機能調節、構成成分として欠かすことの出来ない栄養素のことです。作用はビタミンとよく似ていますが、ビタミンが有機化合物であるのに対して、ミネラルは元素そのものを指し、別名「無機質」とも呼ばれています。 私たち動物の体を一番小さくなるまでバラバラにすると、すべて元素になりますが、その97%近くは炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)の4つになります。そして、それ以外の元素のことをミネラル(生体微量元素)といい、主なものは次のようになります。


■ナトリウム(Na)
塩化ナトリウム(NaCl)、すなわち塩として体内に取り込まれることが多く、体液の浸透圧やpHの調整、神経や筋肉の刺激伝達として使われる。

■カルシウム(Ca)
牛乳や魚介類に多く含まれる。歯や骨の主要成分としてよく知られているが、神経の伝達物質としても重要である。

■マグネシウム(Mg)
穀類や甲殻類などに多く含まれる。カルシウムと共に骨を構成する成分の一つで、循環器の健康にも欠くことのできないミネラルとされる。

■リン(P)
乳製品、卵黄、肉類などに多く含まれ、骨の代謝や細胞膜の構成成分として重要である。通常の食事で欠乏することはほとんどないが、カルシウムとリンはお互いにバランスをとっているため、逆に過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げてしまう。

■カリウム(K)
芋や豆、果物などに多く含まれる。体液の浸透圧を維持する作用があり、長期の下痢や利尿薬の使用などで欠乏症になることがある。

■塩素(Cl)
ほとんどを塩としてナトリウムと一緒に摂取する。体内では胃液中に塩酸として含まれており、嘔吐を繰り返すと欠乏症になることがある。

■硫黄(S)
たんぱく質に多く含まれているため、通常欠乏することはあまりない。皮膚や毛、軟骨、コラーゲンなどを構成するメチオニンやシステインといったアミノ酸の原料となっている。

そのほかにも、微量元素としてクロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、ヨウ素(I)、などがあり、どれもごく微量ですが生体を維持するために欠かせないものです。

ミネラルは不足すれば体の成長に影響を与えたり、慢性疾患をひきおこすこともありますが、それぞれが相互的に働いているため、ひとつのミネラルばかりを摂り過ぎると今度は過剰症になってしまったり、別のミネラルが欠乏症になることもあります。普段からバランスのよい食事でまんべんなく摂取することがとても大切です。