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電気コードをかじって失神! ペットの感電事故について

ペットとの生活

様子が変だな、と思ったら参考にしてみてください。ペットの健康や病気について知りたい!ペット版 家庭の医学

第4回 電気コードをかじって失神! ペットの感電事故について
2018年10月

暖房器具やOA機器、照明器具など、室内には電気製品がたくさんあり、それらからは電気コードが伸びていますが、このくねくねと床を這う電気コードは犬や猫にとっては時としてたまらなく魅力的に映るおもちゃになります。特に、遊びたい盛りの若い犬や猫にしてみればつい、齧ってみたくなる衝動に駆られるようです。しかし、もし電気が流れているときにコードをかじって被覆部を破って中の金属部に触れてしまったら、ペットは感電してしまいます。もし、ペットが感電してしまったらどうしたらいいのでしょうか?

もし電気コードをかじって感電しているようなら…

① まず、電源を落としましょう
ペットが倒れていて、その近くにちぎれた電気コードがあったり、ペットが電気コードをくわえているようなら感電している可能性が大です。まず、第一にブレーカーを落とすか、コンセントを抜いて電気を止めましょう。あわててペットを抱き上げようとすると、あなたも感電してしまう可能性がありますから、真っ先にすることは電気を止めることです。電気は水があればそこにも流れている可能性があるため、もしペットがショックで失禁している場合は、おしっこで濡れているところも触らないように注意しましょう。

② 安全な場所に避難して状態を確認します
電気が通っていないことを確認したら、ペットを安全な場所まで移動させましょう。このとき、できれば電気を通さないゴム手袋などをはめて作業を行うとより安全です。感電すると、多くのペットはショックを起こしているのでまずは呼吸と心拍を確認しましょう。息をしていなかったり心臓が停止しているときには人工呼吸や心臓マッサージが必要になります。

③ すぐに病院に連れて行きます
感電した直後は元気そうに見えても、状態が急変することもありますので、一刻も早く動物病院に連れて行って全身状態をチェックしてもらいましょう。電気が通った場所はやけどをしていますので、そこを氷などで冷やしながら連れて行くとよいでしょう。

感電の症状

電気が通った部位はスポット状に深く組織が焼けていることが多く、電気コードをかじった場合は唇や口腔粘膜にそのようなやけどが見られることがあります。
また、電気が体内を通ることにより微細な血管が損傷を受け、直後から数日後にかけて肺に水が溜まる(肺水腫)こともあるため、しばらくの間は様子(特に呼吸の状態)を注意深く観察しましょう。

感電を予防するには

一番の予防はとにかく電気コードをペットの目の届かないところに隠すことです。
なるべく床や壁に沿わせてテープで固定したり、カーペットの下を這わせるようにしましょう。専用のコードカバーやコンセント全体を覆うボックスなどもあるので、これらを使うのも良い方法です。
また、使っていない電気器具のプラグはこまめに抜いておくことも大切ですね。

まとめ

電気コードをかじって感電するという事故は、初めてペットを飼う人にはなかなか思いつかないかもしれません。でもペットの健康を守るというのは、このようなちょっとした想像力なのです。日頃からペットが家の中のものをかじらないようにしつけをしておくのももちろん大切ですが、なにをするか分からないのもまたペットなのです。
私たちとペットが安心して暮らせるような環境作りを常に心がけるようにしましょう。