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無駄吠え防止!① ~インターホンの音に慣らそう~

ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

第18回 無駄吠え防止!① ~インターホンの音に慣らそう~
2012/09
第18回 講師 鹿野 正顕先生
鹿野 正顕先生
鹿野 正顕(かの まさあき)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®(麻布大学との共同事業)
神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71 麻布大学内 TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
(CPDT-KA、JAPDT理事/事業企画実行委員長、麻布大学の介在動物学研究室共同研究員)
動物人間関係学の分野で博士号。
CPDT-KA:Certified Professional Dog Trainer - Knowledge Assessed
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会

現在の日本では、およそ80%の飼い主さんが室内で犬を飼育するようになり、犬と一緒に暮らせるマンションなども増えてきましたが、「インターホンがなったときに過剰に吠えてしまう」といった問題を抱える飼い主さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、無駄吠えの予防、特にインターホンがなったときの対処方法をご紹介したいと思います。

1.犬はなぜ吠えるのか理解しよう

犬は「警戒」、「挨拶」、「要求」、「防衛」、「不安」などといった気持ちをあらわすために吠えるという特性を持っており、この行動は犬にとって自然な行動です。そのため、インターホンがなった際に吠えてしまう原因は、個々のワンちゃんによって異なり様々ですが、一般的には次のような理由が挙げられます。

犬種・個体の違いによる行動特性

ジャーパンシェパードのような番犬として吠えることを人が利用してつくられた犬種は、生まれつき警戒心が強く、吠えるように改良されました。アメリカで行われた50犬種の行動特性に関する調査では、ミニチュア・シュナウザー、プードル、ダックスフンド、チワワなどといった犬種は、警戒によって吠えやすい犬種としてランクづけられていて、普段合うことの少ない人や犬、外から聞こえてくる不審な音に対する警戒心が強く、それらに対して過度に吠えるようになることがあります。また、同じ犬種で同腹の兄弟であっても個体によってその性格は異なります。

警戒吠えが強い犬種のランキング

Benjamin L. Hart、 Lynette A. Hart による犬種の評価(1985)

社会化期の経験不足

生後3週齢から12週齢までの時期を社会化期と呼び、この時期に人や他の犬、様々な刺激に触れた経験がないと、将来、成長した時に来客に対して恐怖心や警戒心が強くなり、過度に吠えるようになることがあります。

学習による影響

犬にとって縄張りである家の敷地内に見知らぬ郵便配達や来客が来ることで、警戒心の強い犬にとっては縄張りを侵害されるかもしれないという不安な気持ちになり、縄張りを守ろうとして吠えるようになります。その際、犬が吠え続けている状態で配達員や来客が帰れば、犬は自分の吠え声によって侵入者を追い払ったと誤った学習をしてしまい、郵便配達や来客が来る度に吠える行動が強くなってしまいます。

欲求不満による影響

犬は
・ 自由に動き回る
・ 歩き回り未知のもののにおいをかぐなどして目新しいものや未知のものを調べる
・ 飼い主や他の犬、人などの社会的な刺激とのふれあいや遊びの機会を持つ
・ ストレスに遭遇した際に回避する
などといった行動のニーズがあり、このような行動が十分に満たされず、

・ケージなどに入っている時間が極端に長いなどの物理的な自由空間の不足
・夜間など静かな時間ばかりに散歩に行くなどの外界からの刺激の不足
・散歩の機会の不足
・特定の人や犬としか接触する機会がないなど社会的な刺激の不足
・犬種・個体に特異的な行動のとれる自由の剥奪
などといった環境で飼育されていると興奮性や反応性が高まり、些細な物音などに対して吠えやすくなることがあります。欲求不満は吠えの直接的な要因ではありませんが、ワンちゃんの福祉を考慮することで、吠えなどの問題行動を軽減することが出来ます。

このように、犬がインターホンに対して過剰に吠えてしまうのは、多くの場合、お客さんが来た際にワンちゃんが様々な理由から縄張りを侵害されるかもしれないという不安な気持ちになり、その不安な気持ちとインターホンの音が結びついてしまことで、インターホンの音に吠えるようになってしまうからです。

2.インターホンを楽しいことと結びつけよう
ワンちゃんが大好きなご褒美を見つける

インターホンの音と、ワンちゃんにとって大好きなご褒美を結びつけてあげれば、不安な気持ちを軽減し、吠えてしまうことを予防することが出来ます。そのため、まずは来客が気にならなくなるぐらい大好きなご褒美を見つけて用意しましょう。
 最近では様々なご褒美が販売されていますが、一般的にもともと肉食だった犬は

・弾力のある食感
・臭いが強い
・あまり加工されていない
といったご褒美を好みます、是非、ワンちゃんが夢中になるご褒美を見つけてみましょう!

デビフのスナックボーイシリーズもワンちゃんが大好きなご褒美も条件にぴったりです!

インターホンと大好きなご褒美を結びつける

大好きなご褒美が見つかったら、インターホンの音と大好きなご褒美を結びつける練習をしましょう。
お客さんが来たときに練習するのは非常に難しいので、日頃から練習する機会を設ける必要があります。まずは、家族の中でインターホンをならす係とワンちゃんにご褒美をあげる係を決めましょう。そして、インターホンをならしたら大好きなご褒美をあげるといった練習を繰り返し行います。家族の誰かが帰宅する際にも、事前に電話などで知らせてもらい、インターホンをならしてから家に入ってもらうのも練習になります。

このように、いざお客さんが来たときに適切な対応がきでるための準備として、まずは日頃からインターホンの音とご褒美を結びつける練習を繰り返し行いましょう。効率よく結びつけるコツは、毎日少しずつ、長い期間をかけることです。1日10〜20回程度の練習を、毎日続けてみましょう!

次回は、実際にお客さんが来たときの対応についてご紹介いたします。

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今回はスナックボーイシリーズのビーフカットを使って練習しました。うちの犬はお客さんが来たときに、夢中になってビーフカットを食べるので、お客さんを気にしないでおとなしくしてくれます!