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抱っこのしつけ!

ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

第59回 抱っこのしつけ!
2016/02
第59回 講師 鈴木 拓真先生
鈴木 拓真先生
鈴木 拓真(すずき たくま)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®
神奈川県相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ1F  TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学 獣医学部 動物応用科 卒業
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 所属

小型犬を飼っている方が多い今の日本社会ですが、よくワンちゃんを抱っこしているシ ーンを見かけます。ワンちゃんを抱っこすることは、ただかわいがるだけでなく、一緒に生活する中で必要になる場面がたくさんありますので、嫌がらないように練習しておくと良いでしょう。 例えば、動物病院でワンちゃんを診察台にのせたり、シャンプー台に乗せるとき。この場面は、ワンちゃんの大きさに関わらず必要ですよね。他にも集合住宅の共有部分はワンちゃんを歩かせることが禁止されている場合なども必ず抱っこをします。さらには、将来的にワンちゃんを介護しなければいけなくなってしまったときなど、ワンちゃんを抱きかかえることは、必ずと言っていいほど訪れます。 このように、抱っこが必要な場面はたくさんありますので、小型犬だけではなく、大型犬のワンちゃんも日頃から練習をしておくことが大切です。

ワンちゃんが嫌がる理由

みなさんのワンちゃんは抱っこを嫌がりませんか?飼い主さんは嫌なことをしようとしているわけではないのに、抱っこをしようとするとワンちゃんは「唸る・かみつく」など をしてしまうことがあります。上手に抱っこを教えるためにも、なぜ抱っこを嫌がるワンちゃんがいるのか、理由を考えてみましょう。

・体をさわられることがきらい
・動きを制御されることがきらい
・四足が地面から離れて不安になる
・抱っこすると、爪切り、シャンプー、診察がはじまると覚えている
・抱っこするときに、体を痛めるような持ち方をしている

以上のように、嫌がる理由はたくさん考えられます。ワンちゃんたちにとっては、こんな風に抱っこを考えているケースがありますので、ごほうびを使いながら楽しく抱っこを教えていきましょう。

<今回教える抱っこの方法>
抱っこの教え方には、色々な方法があります。ワンちゃんに飼い主さんの膝の上にのってもらうように誘導してから抱え込むやり方や、飼い主さんに飛び乗るように教える方法などもあります。今回は、抱っこが必要なとき、いつでもどこでもできるように、飼い主さんがワンちゃんをつかまえてから抱きかかえる練習をします。


ワンちゃんの首輪を持ち、犬の脇腹、もしくは腰あたりに手をまわします。


ゆっくりとワンちゃんの体を人の横に近づけます。


お互いの体を密着させ、手をワンちゃんの肋骨あたりに手をまわします。


体を密着させながら持ち上げます。この時、肋骨部分だけで持ち上げようとすると、暴れた際に犬を落としてしまうこともあるため、補助的に首輪も持ち上げます。


犬が歩く時は、肩甲骨(肩甲下窩)を前後に動かします。体とこの部位は、肋骨と密着しており、人のような鎖骨はありません。 一見、柔軟性があるようですが、内側や外側に広がるような動きには適してしません。 犬を抱き上げるときに、前肢を持ち上げながら行ってしまうと、 関節部分などに負担がかかり、筋や筋肉を痛めたり、脱臼したりすることがあります。 左の写真のような、抱き上げ方はしないように注意しましょう。

人から抱っこされることになれさせる

さて、Step1 で紹介した抱っこを練習するために、まずは首輪を持っても嫌がらないようにトレーニングしましょう。
(※「第 46 回 子犬の時から実践しよう「首輪をつかむ」練習」を参考にしてください。)

「首輪をつかむ ⇒ 褒め言葉 ⇒ ご褒美」の手順を繰り返し行い、首輪をつかまれるとおいしいものがもらえて、嬉しい気持ちにしてあげましょう!褒め言葉は「首輪をつかんだとき」に伝えてあげて、その後にご褒美をあげます。根気よく何度も練習するとワンちゃんが自ら首輪を差し出してくれるようになります!

続いて、腰のあたりをさわっても嫌がらないように練習してみましょう。

また、抱きかかえるときに嫌がる子は、次の練習をしましょう。

このように、抱っこをする過程の中でワンちゃんが嫌がる(嫌がりそうな)反応をした場合は、ご褒美をあげて嬉しい気持ちに変わるように練習しましょう。

その他の抱っこの仕方

<大型犬の抱っこ>


まず、首輪を持ちワンちゃんを人の体の正面に連れてきます。前肢と後肢の関節部分を包み込むように持ち上げ、ゆっくりと抱え込みましょう。

<小型犬の抱っこ>


まず、ワンちゃんをご褒美を使って人の体の前に誘導します。
ワンちゃんと人が同じ方向(正面)を向くように誘導できたら、両手でワンちゃんの両脇腹を抱きかかえましょう。
その後、ワンちゃんを体に引き寄せ、「お尻と後肢」「上半身」をそれぞれの手で包み込むように抱っこしてあげましょう。

ぜひこの2つの方法も参考にしてみてください。

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今回は、「鶏ささみジャーキーチーズ入り」を使って抱っこのトレーニングをしました!
細長いスティックタイプなので、長い時間食べさせながら楽しく練習ができ、
ワンちゃんも大喜び!また、ちぎることもできるのでご褒美として使いやすく、
何度も褒めてあげたい抱っこの練習にはぴったりでした。