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子犬の接し方①~ハウスのトレーニング~

ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

第65回 子犬の接し方①~ハウスのトレーニング~
2016/08
第65回 講師 鈴木 拓真先生
鈴木 拓真先生
鈴木 拓真(すずき たくま)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®
神奈川県相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ1F  TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学 獣医学部 動物応用科 卒業
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 所属

ワンちゃんとの生活の中で大切なことの一つとして、安心して生活できるスペースを作ってあげることがあります。子犬のころから自分専用の場所を作ってあげることで、いろいろな良いことがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

子犬のハウストレーニング①

第一回目の記事「ここぞ!! で使えるハウスのトレーニング」では、ワンちゃんにハウスの中に入ることを教えてみました。今回ももちろんおいしいご褒美を使いながら練習をしていくのですが・・・その前に!! まずは、ワンちゃんの習性を理解してあげて、正しい環境を作りましょう。

犬は、以下のようなところを寝床として好みます。


<クレート> ※中に毛布やタオルを入れてあげる
クレートは狭くてかわいそう、と感じるかもしれませんが、ワンちゃんは本来、穴倉などを寝床にしている動物です。四方が囲われて身を隠すことができ外部の刺激(音や光)などが少なく、身を守りやすい場所を好みます。
ただ、いきなりクレートの中に閉じ込めてしまうと、中で排泄をしてしまうかもしれませんし、疲れていないときは外に出たくて扉をガリガリしたり、中からワンワンと吠えることがあります。まずは以下のようにサークルの中にクレート、トイレを入れてあげましょう。


ワンちゃんが疲れて休むときは勝手に、ハウスの中に入って休むはずです。

ただし・・・


そんなワンちゃんたちは、日頃からご飯をハウスの中であげることを繰り返して、ハウスの中がワンちゃんにとってうれしい場所となるように教えてあげましょう。好きな場所になれば自ら進んで入るようになるでしょう。
また、毛布を噛んでしまうワンちゃんは、誤飲してしまう可能性があるので、無理に入れないようにしてあげましょう。もしくは、知育玩具(コングやガジィー)を使って、ハウスの中でおもちゃに夢中になるようにしてあげると予防できます。

ハウスの選び方

ハウスと一言でいってもたくさんの種類、大きさがあります。


Step1でもご紹介しましたが、おススメとなるのは、クレートタイプのもの。さらにサークルタイプのものと組み合わせて使用するととても効果的です。
続いてハウスの大きさについてですが、ワンちゃんの体の大きさに合ったものを選ばないと、ハウスに入ることを嫌がることもあります。ご自身のワンちゃんに合ったものをご準備ください。


ハウスの大きさは、犬種や体重を目安にされることが多いですが、以上のことも考えて 準備しましょう。
また、子犬のころは体が小さく、成長に伴い体は大きくなります。子犬のころから、今後の成長を見越して成犬の大きさ用のハウスを準備することも一つですが、あまりにもハウスが広すぎてしまうと、中で寝床とトイレを区別して、排泄してしまうことが多いです。
出来るだけ現在の体に合ったものを選びましょう。
ただ、大型犬になればなるほど、成長に伴う体の大きさの変化はすさまじいものになりますので、3~4回買い替えることになるかもしれません。ハウスが大きい場合は、奥に毛布などを詰めてハウス内を狭める方法も良いでしょう。

子犬のハウストレーニング②

お散歩以外にも、前回の記事でご紹介したように、知育玩具をつかった遊びなどで運動させることができます。

Step1では、ワンちゃんが自分からクレートの中に入るように安心できるスペース作りをしました。
次のステップとしては、「人の指示でクレートの中に入る」「クレートの扉を閉めておとなしくしている」ことを教えていきましょう。そのためには、犬が安心して落ち着ける「大好きな場所」として教えてあげなければいけません。大好きなご褒美を使いながら練習してください。

詳しい練習方法は、
第1回 ここぞ!!で使えるハウスのトレーニング
第58回 上手なお留守番ができるようになろう
をご覧ください。

ハウストレーニングの活用

飼い主さんが望むときにはいつでもハウスに入ることができるように練習をしておけば、様々な場所で活用でき、ワンちゃんも安心して待つことができます。活用できる場面を最後にまとめますので、ぜひ参考にしてください。

<活用の場面>
・寝床
ワンちゃんと一緒に寝ることは飼い主さんにとっての喜びでもありますが、基本的にはワンちゃんが一人でも寝られるようにしておくことは非常に重要なことです。いつでも飼い主さんと片時も離れられない「分離不安」の傾向が現れる場合があります。飼い主さんと離れる不安から、吠えや破壊行動などの問題が出てきてしまいます。
また、同じ布団で寝ることは、人獣共通感染症などの衛生的な面からもあまりお勧めはできません。

・お留守番
お留守番中のイタズラや事故の防止にも役立ちますし、広いおうちで一人でぽつんとお留守番するより、ある程度広さの限られたハウスで待っている方がワンちゃんも「あ、ここで待っていればいいんだな」と、安心する場合もあります。「狭い場所でのお留守番はかわいそう」と感じるかも知れませんが、お留守番中はたいていの場合は寝ていることがほとんどです。

・来客時
中には犬が苦手なお客さんもいます。ワンちゃんは歓迎のつもりでも驚かせてしまうこともありますのでハウスで待たせましょう。
また、お客さんに興奮してしまう場合にも効果があります。

・乗車時
窓から顔を出したり、運転席に飛び移ったり。小さなワンちゃんは、ふとした拍子にブレーキの下にもぐりこんだら大変危険です。
また、外の人や高速道路の料金所やドライブス ルーなどで興奮してしまう場合にも効果があります。

・旅行
初めて泊まる場所ではワンちゃんも落ち着かなくて眠れないことがあります。いつも使っているハウスを持っていくことで安心して眠れます。

・災害時
最近では大きな地震などで、いつ避難所で生活をするようになるかもわからない現状です。ハウスに入れないと一緒に避難所で生活ができず、自宅でお留守番、車でお留守番、なんてことも考えられます。周りの方にも迷惑を掛けないよう、吠えずにハウスで落ち着いていられるように練習しておきましょう。

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