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ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

第78回 ペット飼育を快く受け入れてもらおう
2017/09
第78回 講師 鈴木 拓真先生
岡本 雄太先生
鈴木 拓真(すずき たくま)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®
神奈川県相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ1F  TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学 獣医学部 動物応用科 卒業
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 所属

 日本の犬の飼育頭数は、年々減ってきています。それでも、世界の中では有数のペット飼育大国で、約 10 人に 1 人は犬を飼育している計算になります。一方で、犬の吠えや放し飼いに関する苦情が後を絶たず、飼い犬が散歩中に他の犬や人を襲うような悲しい事件まで起きています。さらに、内閣府の調査によると、犬のふん尿に関するマナーの悪さが指摘され、日本人の 4 人に 1 人は犬(ペット)が好きではないというデータが公表されています。ペットの飼育をこの社会に快く受け入れてもらうためには、「自分の犬は大丈夫。」と過信はせずに、日頃から周りの人たちへの配慮を忘れないことが大切になります。

内閣府の調査から


 内閣府環境省が行った「動物愛護に関する世論調査」では、ペット飼育の状況についてやペット飼育に対する意識などが調べられています。その中には「ペット飼育に対して迷惑に感じること」「ペット飼育の好き嫌い」について調査されています。

●ペット飼育に対して迷惑に感じること

 ペット飼育に対して迷惑に感じることの第一位として、「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」といった回答が挙がっています。どんな方でも、放置されたウンチやおしっこを見て気分が良い訳がありません。犬を飼う最低限のマナーとして排泄物の処理を怠らないようにしましょう。ペット大国の日本ですが、犬を飼っていない人の方がもちろん多いです。この社会に快く受け入れてもらうためには、周りに迷惑が掛からないようにする配慮が必要になります。

●ペット飼育の好き嫌いアンケート

 ペット飼育の好き嫌いを聞いたアンケートでは、約 25%の人が嫌いと答えました。これは約 4 人に 1 人の人がペット嫌いという結果となります。ペットを飼う人にとっては大切な家族ですが、中には嫌いな人もいることを忘れずマナーを守った対応を日々心掛けることが大切になります。

ペットを飼っていない人が迷惑だと思う行動の対策法


●犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い
 散歩中のマナーとして、もっとも重要で飼い主が意識しなければいけないこと、それは排泄物の処理です。
理想は、お散歩前にご自身の敷地内で排泄を済ませてから散歩に行くこと。トイレシートの上でできると処理もしやすいでしょう。ただ、お散歩中(外)でしか排泄できないワンちゃんもいます。そのようなコは排泄場をキチンと決め、ワンちゃんの自由に色々な場所でさせるのではなく、1~2カ所決めた場所でおしっこをさせるようにしてみましょう。
場所は「ひと気がない土の上」などを選ぶと良いでしょう。アスファルトに比べ、土はおしっこが染み込むため、匂いは残りにくいですし、処理もしやすいです。
☆ウンチは必ず持って帰ることを忘れず、オシッコもトイレシートで吸い取り、水で流すようにしましょう。
散歩中のマナーについては「第 61 回 お散歩のマナーを守ろう」をご参照ください。


●鳴き声がうるさい
 犬を飼う上でもっとも多い悩みの一つが、「吠え」です。吠え声が苦情の原因となり、ご近所トラブルにつながってしまうこともあるかもしれません。ペット可の集合住宅が増え、ご近所との距離が近くなり、吠えがとなりや向かいのご家庭に響いてしまうこともあります。室内での吠えの代表例として 3 つ挙げて、それぞれの原因と対処法を考えてみましょう。

①窓から外に向かって吠える
理由 1 人や他の犬への警戒 →縄張りである家に侵入者が来たと思い警戒して吠える
理由 2 来客が来てうれしい!→人が来てうれしくて過剰に興奮して吠えてしまう

対処法:
・ハウスなどの犬の休息場所を窓や玄関のそばにはおかない(部屋の中心部分に置く)
・窓にフィルムなどをはり、目隠しをする
・日頃から、窓の外に人や犬が見えたらハウスなどの中で長時間楽しめるご褒美(ガム)や
 おやつを詰められるおもちゃ(知育玩具)をあげる

②外の物音に吠える
理由 外の音への警戒→家の外から聞こえてくる音に対して不審に思い、警戒して吠える

対処法:
・日頃から色々な音(ラジオ、テレビ、効果音 CD など)を聞かせて物音に慣らしておく
・名前を呼んでご褒美を与える練習を続けて吠えてもすぐに名前を呼んで止められるように対処する
・対処できない時(お留守番の際)などは、なるべく外からの音が聞こえにくい部屋にいさせるようにする

③インターホンが聞こえると吠える
理由1 来客への警戒
→縄張りである家に侵入者が来たと思い警戒して吠える
→インターホンの音と侵入者への警戒の気持ちが結びついて、インターホンの音 を聞いただけで警戒して吠える
理由2 来客が来てうれしい!→人が来てうれしくて過剰に興奮して吠えてしまう

対処法:
・来客が来た際には玄関までは近づけさせないようにする
・インターホンが鳴ったら、ハウスなどの中で長時間楽しめるご褒美(ガム)や
おやつを詰められるおもちゃ(知育玩具)を与えてから接客する
・日頃から、インターホンの音を聞かせたあとにご褒美をあげる
・飼い主さんはインターホンや玄関まで走らない

室内での吠えを防止するためのファーストステップとして、ワンちゃんの生活環境の見直しがあります。
まずは、落ち着けるハウスを準備してみましょう。


  • ☆設置場所
    ・出入りが少ない
    ・刺激が少ない場所

    【窓際】
     ⇒車の音や人通りがあると
     落ち着かない
      直射日光が当たってしまう

    【リビング】
     ⇒来客時に落ち着かない

●臭いが気になる
 ワンちゃんの臭いの原因には、体臭や口臭などが挙げられます。日々のケアを怠らない ようにしましょう。定期的なシャンプーは体臭を抑えられます。月に 1-2 回が目安です。(※ また、濡れタオルで体を拭いてあげたり、ブラッシングをこまめに行うことも臭い対策に なります。ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、汚れやフケを除去することへの効 果があります。口臭対策には歯磨きがオススメです。3 歳以上の犬の 8 割以上に歯垢や歯石 がついていると言われ、それらが口臭の原因になっています。ドッグフードの食べかすは 食後数時間で歯垢となり、3〜5 日で歯石になると言われていますので、毎日の歯磨きが重 要となります。 また、糞尿の臭いにも気を配らなければいけません。やはり、適切な処理をし臭いがで きるだけ残らないように注意しましょう。

・不適切な場所(人の家の壁などの私有地、電信柱などの公共の場) でさせない
・適切な処理をする
⇒ 排尿:水をかけてシーツで吸い取る
⇒ 排便:袋に入れて持ち帰る

●犬の飛びつき
 ワンちゃんに飛びつかれて、嫌な経験をしたことはありませんか?ワンちゃんが好きな方々はあまり嫌な思いをしないかもしれませんが、苦手な人からすると恐怖を与えてしまっているかもしれません。
大型犬にもなると相手をケガさせてしまう可能性もあります。十分に注意しましょう。

「第 28 回 ワンちゃんの飛びつき防止①~コマンドでコントロールしよう~」
「第 29 回 ワンちゃんの飛びつき防止②~オスワリを活用しよう~」

飛びつきの防止に関しては以上の記事をご参照ください。

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