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ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

第80回 ワンちゃんの夜鳴き
2017/11
第80回 講師 鈴木 拓真先生
岡本 雄太先生
鈴木 拓真(すずき たくま)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®
神奈川県相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ1F  TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学 獣医学部 動物応用科 卒業
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 所属

 夜、外は暗くなり街は静かに、そして飼い主さんも眠る時間にワンちゃんが「クーンクーン」と夜鳴きをする…。ときには「ワンワン!」と大きな声で吠える…。このような犬の夜鳴きについてのお悩みを持つ方は少なくありません。夜鳴きは、飼い主さん自身がゆっくり眠れずストレスがたまったり、近所迷惑になってしまうことを心配することもあるでしょう。ひどい場合は、近隣から苦情が来てしまうかもしれません。
ただ、ワンちゃんは理由もなく夜鳴きをしているわけではありません。どのコにも夜鳴きをする原因があり、決して飼い主さんに嫌がらせをしているわけではありません。原因を知り、正しい対応をすることが大切です。

夜鳴きの原因と対策


 夜鳴きの原因はワンちゃんによって様々です。性格によってももちろん異なりますし、年齢による違いもあります。しっかりとご自身のワンちゃんがなぜ夜鳴きをしているのか、考えてみましょう。

① 寂しい…などの『犬の気持ち』が原因
犬はもともと群れで生活する動物のため、1 頭で過ごすことに対して寂しいという感情を持ったり、不安になってしまい、夜鳴きをすることがあります。飼い主さんと離れることが寂しいと思うワンちゃんも多く、代表的な原因の一つです。
特に、ワンちゃんを新しい家族として迎えた直後に起こることが多く、兄弟犬や母犬から離れてまったく違う場所にきたことを不安に感じてしまうのは、しょうがないことでしょう。この原因は、子犬の夜鳴きの代表ですが、成犬においても当てはまることがあります。

<対策>
1.同じ部屋で眠る
ワンちゃんが寝ている近くで飼い主さんは寝てあげましょう。そばに居るという安心感から夜鳴きを防止することができます。

2.寝床にタオルやクッション、湯たんぽなどを入れる
やわらかい素材の物の上ではリラックスして眠りやすく、暖かいものをいれてあげることで安心します。

3.ラジオやテレビなど音を流す
眠る時間、まったく無音で静かな状況を不安に思うことがありますので、ラジオやテレビをつけてみましょう。

☆ワンちゃんを迎えたら…
「寂しい」「不安」などが原因な場合、ワンちゃんに安心感を与えてあげることが解決策となります。ワンちゃんを迎えて間もない時は、きちんと新しく生活する場所を確認させてあげることが重要です。もちろん、入られたくない場所まで確認させることはありませんが、まずは、ワンちゃんを自由にして探検させてあげましょう。


② 空腹…など『犬の飼い方』が原因
「お腹がすいた」「お腹が痛い」「オシッコがしたい」「運動不足で欲求不満」…などが原因となることがあります。きちんとご飯をあげる、水をあげるなど、当たり前のことですが正しい飼い方をしてあげましょう。これらは子犬、成犬、老犬どの年齢のワンちゃんの夜鳴きの原因になりやすいものです。空腹などはフードをあげる、「オシッコしたい」ときはトイレに出してあげるなどを行なえば解決することができます。ただし、ワンちゃんによっては「お腹がすいたら鳴いたり吠えれば良いのだ」と覚え、悪化してしまうこともありますので注意が必要です。ワンちゃんの運動不足については、飼い主さんがなかなかお時間の取れない方ですと解決が難しい原因です。ただし、ワンちゃんの運動はお散歩だけでは足りないことも多く、おもちゃ使った遊びなどで欲求不満にならないようにしてあげることが必要です。

<対策>
1.正しい量のフードをあげる/食事の回数を増やす
体重によってフードの量が決まっていますが、ワンちゃんによっては足りていない場合があります。ちゃんとフードをあげていてもお腹が空いて夜泣きをする場合は、早めに獣医さんに相談してみましょう。正しい量をあげている場合は、食事の回数を増やすと良いでしょう。眠る前にフードをあげてみてください。

2.運動量を増やす
よく小型犬は 30 分程度のお散歩が 1 日 1~2 回、大型犬は 1 時間をのお散歩を 1 日 1~2回など目安を聞くこともあります。しかし、犬種、年齢、性格によってもそのワンちゃんが必要とする運動量はバラバラですので、あくまで目安として考えておきましょう。もともと野生下では、自分自身で獲物を見つけ、追いかけ、捕らえていた生き物です。人と一緒に歩くだけでは運動不足になるコも多いでしょう。しっかりとおもちゃ遊びを行ない、本能的な欲求を満たしてあげましょう。ちゃんと運動をさせてあげることで、ワンちゃんが眠りにつきたいという気持ちにさせてあげましょう。

おもちゃ遊びについてはこちらの記事を参考にしましょう。
第 16 回  魅力的な遊びを実践!①~おもちゃの管理を心がけよう!~
第 17 回  魅力的な遊びを実践!②~ワンちゃんとの楽しい遊び方~

3.知育玩具をあげる
おやつが詰められるようなおもちゃ(知育玩具)を準備して、ワンちゃんが暇つぶしできるようにおやつを詰めて一人遊びがさせましょう。おもちゃに夢中になって夜鳴きを防止することができます。

☆かまってほしくて鳴いてしまう…。
夜鳴きは飼い主さんがそばに行くとおさまることがよくあります。もちろん安心感を与えてあげることは大切なことですが、鳴く度にそばに行くことを続けていると、「鳴けば飼い主さんは来てくれる」と覚えてしまい悪化してしまうことがあります。ワンちゃんがこのように覚えてしまう前に、「無視」をするといった対策をとってみましょう。夜鳴きをしても無視をすることを繰り返して、ワンちゃんにあきらめさせるという方法になります。もちろん、運動をたくさんしてあげたり、フードをちゃんとあげるということは大前提ですが、それでも夜鳴きが収まらない場合は「無視」してみましょう。

③ ハウスが大きい…など『犬の生活環境』が原因
犬が夜過ごすスペースが落ち着かないということが原因のことがあります。具体的には「ハウスが大きすぎる」「暑い/寒い」「うるさい」などです。ワンちゃんの年齢を問わず、安心して休める適切な飼育環境を整えてあげましょう。

<対策>
1.生活スペース(寝床)の場所を変える
ワンちゃんの寝る場所がリビングの真ん中やドアのそばなど人の動線にあると、人の動きが気になってしまって落ち着かないことがあります。また、玄関や窓際も外の刺激が気になってしまうことがあります。家の中心地に近く、部屋の隅に設置しましょう。
寝床となるハウス(クレートタイプ)の大きさは、頭から尻尾の長さプラス 5cm、頭から足下までの長さプラス 5cm の高さ、横幅は犬が中で 1 周まわることができることを目安に準備しましょう。

2.温度や明るさ
基本的に人が快適に感じる温度であればワンちゃんも苦になることはないでしょう。ただし、犬種によっては、暑すぎる、寒すぎるということがあります。そのコの大きさ、毛量や原産国などを参考にすると良いでしょう。
また、眠るときは暗くしてあげましょう。もともと薄暗い巣穴で眠る動物ですので、ハウスにタオルをかけてあげるなどの対策をとりましょう。

その他の原因


 発情によって夜鳴きが起こることがあります。未去勢のオスは発情を迎えたメスのフェロモンに反応し遠吠えなどの夜鳴きしたり、性別関係なく発情のストレスによって起こることがあります。このような場合は、去勢避妊手術をすることが一番の対策となります。その他には、生活場所を奥の部屋にしてあげることも効果はあるでしょう。


他にも老犬になり、認知症の症状として昼夜逆転してしまい夜鳴きがおこることもあります。日中日光を浴びせてあげるなどの対策も必要ですが、まずは獣医さんに相談するようにしましょう。また、老犬になり視力や聴力が落ちたりし、体の変化で不安になることや、体が痛むことで夜鳴きをすることもありますので、注意しましょう。

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