食欲がない理由
ごはんを食べなくなるのは何らかの理由があります。
- 病気
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- 便秘:腸が動かないので食欲が出ず、お腹が痛くなります。
- 下痢:食べると腸管が激しく動くのでお腹が痛くなります。
- 吐き気:胃腸炎や食中毒のほかにも腎不全や肝炎などの病気でも吐き気が出ることがあります。
- 口内炎・歯肉炎:食べ物を口に入れると痛くなるので食べたくなくなります。
- 鼻炎:匂いがわからないと食べ物かどうかわからないため、食べなくなります。
そのほかにも体の痛みや発熱、衰弱など全身の体調が悪いときにも食欲が出てきません。食欲のほかにも体重減少や呼吸困難などの症状がないかどうか確認し、病気が疑われる時はなるべく早く動物病院に連れて行くようにしましょう。
- 病気以外
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- 繁殖関係:発情期のねこちゃんは食欲がなくなることがあります。また妊娠初期にも一時的に食欲がなくなることがあります。
- ストレス:たとえば新しく家族が増えた、引っ越しをした、など環境の変化は食欲を減退させることがあります。繊細な子は、食器やごはんを準備する人が替わっただけで食べなくなることもあります。
- フードの変化:ごはんの種類を急に変えると食べなくなることがあります。ねこちゃんは子猫のころに食べたもの以外は食べ物と認識しないことがあるため、あまり食べたことがない味のものは苦手です。また、ねこちゃんは油の酸化臭が嫌いなので開封して時間が経ったフードは食べなくなることがあります。
- 今のフードに飽きた:同じフードを食べ続けるとある日突然飽きて食べなくなることがあります。
食欲が出るごはんの与え方
まず、原因が何かを確認しましょう。病気に対してはまず病気を治療することが先決です。 そして病気以外の場合は、ごはんの与え方を変えることで食べるようになることがあります。
- 食べる環境を整える
- ごはんを食べる場所を静かで落ち着ける所にしてあげましょう。お皿からでは食べなくても人の手からは食べる、ということもあるので、1対1で接することができるような環境を整えてあげるとよいでしょう。
- ごはんに一手間
- ごはんは一度にたくさんお皿に盛るよりも、少量を食べたら新しく足すようにしたほうが食欲が出るようです。フードのパッケージは小さなもの、もしくは小分けになっているものがよいでしょう。また、食欲がないときは缶詰のような柔らかいフードのほうが食べてくれることが多いので、ドライフードを食べない時は試してみましょう。そのとき、フードを人肌程度に温めると匂いが強くなるのでより食欲が出やすくなります。
- フード以外の大好物(ペット用ふりかけやペースト状のおやつ、かつお節や煮干しなど)を少しだけトッピングしてみる、という方法もあります。ただし、わがままで食べない場合、「食べないと美味しいものが貰える」と勘違いしてしまい、次の美味しいものが出てくるまで食べなくなる、という悪循環になってしまうこともあるので、まずはなぜ食べないのか、よく判断してからにしましょう。
まとめ
病気ではない食欲不振の場合でも、ねこちゃんは納得するまで何日もごはんを食べないで、そのことで体を壊してしまうことがあります。
ねこちゃんの気持ちを汲み取り、少しでも早く食欲が戻ってくるようにさまざまなことを試してみてくださいね。