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ペットの眼の病気について聞いてみよう

ペットの眼の病気について聞いてみよう

ペットの魅力の一つに、あのつぶらな瞳がありますよね。じっと見つめられて、おねだりされたら誰でも美味しいおやつをあげたくなってしまうのではないでしょうか? 逆に、もしその瞳が何らかの病気になって涙をいっぱい溜めていたら、気が気ではなくなってしまいますよね。今回はペットの眼の病気について、勉強していきましょう。

Q1.ある日、ペットの目の表面が白くなっていました。これって白内障ですか?

A.
眼の表面の透明でつるんとした部分は「角膜」で、ここが傷ついて白くなってしまった状態は「角膜炎」と言い、白内障とは異なります。 「白内障」とは、角膜よりももっと内側にある「レンズ」の部分が何らかの理由で白濁してしまった状態を指し、瞳孔を覗き込んだ奥のほうが青白っぽく見えます。 どちらも、もともと透明であるものが白く濁り、光が奥まで入るのを妨げるため、何らかの治療が必要になりますが、特に角膜炎の場合は、早期に治療を行えば白濁が取れること、逆に炎症が進行して角膜潰瘍になると非常に痛みが強くなり、それから治療を行っても白い痕がずっと残ってしまうことから、見つけたらなるべく早く動物病院に連れて行くことが大切です。

Q2.犬や猫にも睫毛(まつげ)があるんですか?

A.
犬や猫は顔全体が毛で覆われているために判りにくいかもしれませんが、よーく見ると眼の縁を人と同じように睫毛が囲っています。 正常な睫毛はやや外を向くように生えていて、外からのゴミを眼に入りにくくするための役割がありますが、時折、生まれつき瞼(まぶた)の縁が内側を向いていて睫毛が眼の表面を常に擦ってしまっていることがあります。 これは「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」といい、涙目の原因になることがあります。 あまりに睫毛が長い場合は、角膜表面を傷つけて色素沈着などを起こすこともありますので、そのような場合には、睫毛の生える向きを変えるために整形手術を行うこともあります。

Q3.ペットの視力はどうやって調べるんですか?

A.
そもそも、犬も猫もあまり視力は良くないと言われています。 それは、これらの動物は夜行性で暗闇の中で行動するため、視力よりも聴覚や嗅覚を使って普段から行動をしているからです。 ですから、もしなんらかの原因でペットが視力を失うことになっても、普段の生活にあまり支障が出ることはなく、外見上異常がなければ、もしかしたら飼い主さんは気がつかないこともあるかもしれません。 もしも普段生活している部屋ではスムーズに活動していても、知らない場所に連れて行ったときに、障害物に不用意にぶつかったり、段差を踏み外したり、また暗くなると歩くのを嫌がるそぶりが見えるようなときには視力が衰えている可能性があります。 一度、病院できちんと検査をしてもらうようにしましょう。

Q4.緑内障って眼が緑色になる病気なんですか?

A.
緑内障とは、本来作られては排出される眼の中の液体が何らかの理由で溜まったままになり、眼圧が高くなってしまう病気です。 眼圧が高くなっている時に眼の中をのぞくと青緑色っぽく見えることから「緑内障」と言われるようですが、ペットの場合は必ずしも緑色ではなく、赤っぽく見えることもあるようです。 緑内障はそのままにしておくと、目が腫れたようになり失明してしまうため、なるべく早く病院で診察してもらう必要があります。

Q5.両目の目頭から薄い膜のようなものが眼の表面を覆っています。両目とも病気になったんでしょうか?

A.
目頭から目の表面を覆う白っぽい膜のことを「第三眼瞼」もしくは「瞬膜」といいます。 この膜は普段は表面には見えないように畳まれています。 目に炎症がある時などに保護する目的で表面を覆いますが、もし両目とも同じように覆っている場合は目の病気ではなく、全身状態が良くない場合のことの方が多いようです。 たとえば、おなかに寄生虫がいるときや、神経の病気の場合もあるので、病院で検査してもらうようにしましょう。

Q6.目薬を上手に差すことができません。何かコツがありますか?

A.
ペットが目の病気になったら、多くの場合で目薬をおうちで飼い主さんが差してあげることになります。 しかし、これがなかなか難しく、何回か格闘するうちにペットが目薬をすっかりイヤになってしまって差せなくなってしまうこともよくあるようです。 目薬が差せないと目の病気もなかなか治りませんので、なるべく毎回スムーズに行えるように、今のうちにコツを覚えておきましょう。

コツその1:目薬は人肌に暖めておく。
目薬によっては冷蔵保存が必要なものもありますが、冷たいままでは刺激が強すぎてペットがびっくりしてしまいます。
ペットに見つからないようにそっと目薬を準備したらしばらく手の中で暖めてから使用するようにしましょう。

コツその2:正面から差さない。
  誰でも眼の真ん前に物が近づいてきたらビックリしてしまいますよね。
ペットを膝に抱っこして目薬は顔の後ろから、目じりからそっと流し込むようにして差しましょう。

コツその3:溢れた目薬はやわらかいティッシュでよく拭き取る。
  余って目から流れ出た目薬を気にして、ペットが前足で目を擦ってしまうことがあります。
するとペットの爪が眼球を傷つけてしまうこともあるため、目薬を差したあとは必ず人がそっと拭き取ってあげるようにしましょう。

コツその4:目薬を差したあとは必ず良く褒める。
  ペットはどうして目薬を差さなければいけないのかがわかりません。
すごく嫌なことをされただけと思っているでしょう。
ですから、よく我慢できたね、と目薬を差したあとは美味しいご褒美をあげて良く褒めてあげましょう。