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犬と猫の品種について

犬と猫の品種について

ワンちゃん、ネコちゃんはその大きさや体の形などによってたくさんの種類に分かれています。 みなさんはどのくらいの種類を知っていますか? ワンちゃんもネコちゃんも、外国からの輸入によりこれまではあまり聞いたことのないめずらしい品種がペットショップでも見られるようになってきています。 今現在、ワンちゃんの品種が300を越えるのに対し、ネコちゃんの品種は50種ほどです。今回はワンちゃんとネコちゃんのそれぞれの代表、ダルメシアンのダルくんとアメリカンショートヘアのアイちゃんと一緒に品種について調べてみましょう。

犬と猫の品種の数

アイちゃん:どうしてワンちゃんに比べてネコちゃんの品種ってそんなに少ないのかしら・・・
ダルくん:それはね、僕たちが長い年月をかけて人間の用途に合わせた品種改良をたくさんしてきたからなんだ。
アイちゃんたちネコちゃんは、ネズミ捕り以外の仕事を任されていなかったからあまり品種改良が行われなかったんだって。
アイちゃん:そうなの?でも私たちがネズミ捕りにしか働けなかったのに、ワンちゃんたちはどんなお仕事があったのかしら?
ダルくん:僕たちはその仕事内容によって大きくいくつかに分けられるんだ。教えてあげるよ!

ワンちゃんの品種

ダルくん:僕たちの仕事は大きく分けて5つあって、それらの仕事の内容に合わせて適した体が作られていったんだよ。

◎牧羊犬グループ
牧羊犬は、人間の指示に従って羊や牛などの家畜を思い通りに動かしたり、盗賊やオオカミから家畜を守る見張り番をする犬種で、シェットランド・シープドッグやボーダーコリー、ウェルシュ・コーギーなどが属します。
◎作業犬グループ
作業犬とは、番犬や救助犬など、財産を守ったり人を助けたりするために作られた犬種です。そりを引く犬や闘犬などもこの作業犬グループで、セントバーナード、ドーベルマン、グレート・ピレニーズ、シベリアンハスキーなどが属します。
◎狩猟犬グループ
狩猟犬とは、ウサギ、鳥、キツネなどの獣を狩猟する時、人間の伴侶として作られた犬種です。陸地、穴の中、水中など活躍場所によって最適な仕事ができるように合った体に改良され、ビーグル、ダックスフンド、セター系、ポインター系、ハウンド系、テリア系、レトリバー系などが属します。
◎愛玩犬グループ
愛玩犬とは、もともとは王様や貴族などに飼われていた犬種で純粋に人間にかわいがられることを目的として作られました。マルチーズ、シー・ズー、トイ・プードル、パグ、パピヨン、チワワなどが属します。
◎その他
上記のどれにも属さない犬種です。この中には2つのグループをかけもっていたり、国の象徴として飼われていたり、ほかの目的として飼われている犬種が含まれ、ダルメシアン、チャウチャウ、ラサアプソなどが属します。

ネコちゃんの品種

アイちゃん:へえー。ワンちゃんってすごくたくさんの仕事があるのね。仕事が一つだった私たちの品種は、どうやって分けられているのかしら。 ダルくん:ネコちゃんはワンちゃんと違って体型によって品種が分かれているらしいよ。

◎コビータイプ
コビータイプとは、胴が短く肩幅もしっかりしたタイプです。頭も丸い形をしており足も短めで足先は丸くふわっとしています。
ヒマラヤン、ペルシャ、バーミーズ、マンクスなど
◎セミコビータイプ
セミコビータイプとは、コビータイプほどではありませんが、全体的に丸みを帯びたタイプです。コビーよりもやや胴体や足、しっぽが長めです。
アメリカンショートヘア、スコティッシュホールド、マンチカン、コラットなど
◎オリエンタルタイプ
オリエンタルタイプとは、コビータイプとは正反対で、全体的にほっそりしたタイプです。頭も逆三角形で顎が小さく、長い足としっぽを持っています。
シャム、オリエンタルショートヘア、コーニッシュレックス、ターキッシュアンゴラなど
◎フォーリンタイプ
フォーリンタイプとは、オリエンタルタイプほど細くはありませんが、同じようにすらっとした体型をしています。
アビシニアン、ロシアンブルー、ソマリなど
◎セミフォーリンタイプ
セミフォーリンタイプとは、フォーリンタイプよりさらにコビータイプに近い体型をしています。顔はやや丸みがあり胴体にも重みがあります。
日本猫、アメリカンカール、オシキャット、デボンレックスなど
◎ロング&サブスタンシャルタイプ
上記のどれにも当てはまらない体型です。長くがっしりした大型の品種などがここに属します。成猫になると10キロ近くになる子もいます。
ラグドール、バーマン、ノルウェイジアンフォレストキャット、メインクーンなど
そのほかの分け方

アイちゃん:じゃあ、私はセミコビータイプなのね!ネコちゃんでもこんな違いがあるなんて知らなかったわ。
ダルくん:ここからさらに、同じ品種のワンちゃんやネコちゃんでも、毛の長さや毛の色や体型によって分けられることもあるんだから、一言で犬、猫って言ってもいろいろあるってことだよね。
アイちゃん:そういえば、スコティッシュフォールドでも耳が立っていることそうでない子がいたり、ダックスフンドだって毛の色や毛の硬さ、長さがちがっている子がいるものね。
ダルくん:違っているからこそ、それぞれの良さがあるし、おうちのひともその違いを理解した上で僕たちのこと、好きになって欲しいよね。

みなさんおうちにいるワンちゃんやネコちゃんはどこに属していましたか? もし街でワンちゃんやネコちゃんを見つけたら、その子がそのグループやタイプなのか、考えてみるのもおもしろいですね。