神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71 麻布大学内 TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学獣医学部動物応用科学科卒業 犬の行動学・しつけ専攻
CPDT-KA、JAPDT会員
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会
CPDT-KA:Certified Professional Dog Trainer – Knowledge Assessed
「鼻タッチ」とは、的(ターゲット)を鼻で“タッチ”または“押す”というものです。ここでは手のひらを鼻でタッチすること教えてみましょう。
手のひらに、ワンちゃんの好きそうなトリーツの匂いをつけます。ワンちゃんが手のひらの匂いを嗅いできたり、手のひらに鼻を付けたりしたらご褒美をあげます。
ポイントは手のひらを無理やりワンちゃんの鼻に押し付けないこと。無理に押し付けると嫌がってしまうコが時々いるので注意してください。
徐々に慣れてきたらトリーツの匂いを手のひらに付けないで練習してみます。匂いがなくても鼻で手のひらをタッチすることができたらご褒美をあげます。
手のひらを出したらスムーズに鼻でタッチしてくるようになったら、今度は手のひらを出すと同時に「タッチ」とコマンドを声に出して言います。手のひらに鼻がタッチしたらご褒美をあげます。
ここまでできるようになったら、ワンちゃんの周りのいろいろな場所に手のひらを差しだしてみてください。モグラたたきのように、うしろ、右、左、前、上など、どこから手のひらが出てくるか予測できないようにして遊びます。もちろん鼻でタッチできたらご褒美をあげます。
今回は“手のひら”を的にして「タッチ」する練習を紹介しました。実は、ちょっとした工夫でこの「タッチ」というコマンドは日常生活で活用することができます。例えば、同じ方法で、的を“ペットボトルのキャップ”にして練習していくと、キャップを“タッチ”または“押す”ことを覚えていきます。そのキャップを最終的に扉の端などにとりつけて、タッチさせることで、扉を閉めることもできちゃうのです。このようにちょっと工夫して「タッチ」をいろいろと活用してみてください!