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ペットとの生活

ドックトレーナー直伝! しつけのコツ

ワンちゃんに「Go Through」を教えてみよう

第41回 ワンちゃんに「Go Through」を教えてみよう
2014/08
第41回 講師 鈴木 拓真先生
鈴木 拓真先生
鈴木 拓真(すずき たくま)
犬のしつけ方教室スタディ・ドッグ・スクール®
神奈川県相模原市中央区氷川町3-3 コーポオクモリ1F  TEL:(042)-712-9148
■ドッグトレーナー
麻布大学 獣医学部 動物応用科 卒業
JAPDT:NPO法人日本ペットドッグトレーナーズ協会 所属

今回ご紹介する「Go Through(ゴースルー)」は、ドアの出入りの際に使うもので、ワンちゃんに「ドアから先に出て(入って)もらい人が来るまで待ってもらう」というコマンドです。買い物の際に荷物と犬のリードで両手がふさがっていて、ワンちゃんに人より先に家に入ってほしい時などに活用することが出来ます。ぜひチャレンジしてみてください。

ドアから出た ( 入った )ら振りかえる練習

まずドアを開け、ワンちゃんを先に移動させたところでワンちゃんの名前を呼び、振り返ったところで褒め言葉をかけてご褒美をあげましょう。

この手順を繰り返し行い、ワンちゃんの名前を呼ばなくても勝手に振り返るようになるまで練習してみましょう。

ドアの先で待っている練習

Step1 では、名前を呼び、ワンちゃんが振り向いたタイミングで褒めましたが、Step2 では、ワンちゃんがドアから出てこちらを向いている状態で、人が出てから褒めてご褒美をあげます。
この手順を繰り返すことで、ワンちゃんに人が来るまで待っていることを教えることが出来ます。

「 Go Through( ゴースルー )」という言葉を教える

人がドアを開け、ワンちゃんが先に出ようとしたときに、「ゴースルー」という言葉をかけます。言葉の後にワンちゃんが上手にドアの先で待っていることが出来たら、褒めてご褒美をあげましょう。
この手順を繰り返し行い、「ゴースルー」→「ドアの先で待つ」というように、言葉をかけられてからワンちゃんが動き始めるようにしましょう。言葉をかける前に動いてしまった場合は、褒めずにやり直しましょう。

☆Point
「Go Through」はとても便利なコマンドですが、ワンちゃんによっては、ご褒美がほしくてドアから飛び出てしまうかもしれません。
ドアの出入りでは基本的に、ワンちゃんを「オスワリ・マテ」させ、人がドアの先の状況を確認し危険がないかを見て、ワンちゃんを後から出してあげましょう。「Go Through」だけではなく「オスワリ・マテ」の練習もしっかり行い、状況に合わせて使い分けましょう!