- お散歩のしつけ
- グーちゃんのおうちに招待されたペケくんと飼い主さんは、お散歩をしながらグーちゃんのおうちにへ向かうことにしました。 しかし、しつけがほとんどできていないペケくんは好きなところへ行きたい放題。
- 飼い主さんをあちこちに引っ張り回します。途中で急に走り出して飼い主さんが転びそうになったり、ペケくんは自転車にひかれそうになったり、ハラハラした状態が続きます。
- もししつけができていたら、引っ張ることもなくいつもリードがゆるんだ状態で飼い主さんの横にペケくんがいて、のんびり安心して景色を見ながら楽しく訪問できたはずなのに…
- 言うことを聞く?
- 何とかグーちゃんのおうちに着いたペケくんと飼い主さん。 久しぶりの再会でグーちゃんもペケくんも大喜び。お互いじゃれ合い夢中で遊んでいます。 しばらくしてそれぞれの飼い主さんが言いました。
- 「もうそろそろお利口さんにしてね。」 グーちゃんはしつけによって飼い主さんの言うことを必ず聞くようになっていました。 なので、そう言われたグーちゃんは遊ぶのをピタッとやめて、飼い主さんの方へ行ってしまいました。 取り残されたペケくんですが、それでもまだグーちゃんと遊ぼうとしています。
- ペケくんは飼い主さんの言うことが聞こえていません。 しつけで飼い主さんが主導権を握れるようになると、ワンちゃんはきちんと言うことを聞くようになります。お行儀がよくなるので飼い主さんはとても楽になるのに…
- トイレのしつけ
- しばらくして、グーちゃんがそわそわし始めました。どうやらオシッコに行きたくなったようです。普段はお散歩でトイレを済ますグーちゃんですが、今日はペケくんたちが遊びに来ているので行けません。
- グーちゃんがトイレへ行きたいことに気付いた飼い主さんは、トイレができるようペットシーツを広げました。おうちの中でのトイレのしつけもきちんとできているグーちゃんはそこでちゃんとオシッコができました。一方、ペケくんはお散歩で済ませてきたにもかかわらずグーちゃんのおうちであちこちにオシッコやマーキングをしようとしています。
- 用意していたマナーベルトが役に立ちお部屋を汚すことはありませんでしたが、トイレのしつけは基本です。それができないとおうちのお掃除が大変になり、人と同じ場所で生活をすることができなくなってしまいます。小さい頃から「トイレはここでする」としつけをしてさえいれば、そんな苦労もなくなるはずなのに…
- 無駄吠え
- 郵便屋さんがやって来ました。そのバイクの音に気付いた2匹ですが、グーちゃんはまったく気にせず知らんぷり。
- しかしペケくんはここぞとばかり勢いよく吠えはじめました。 これもしつけをしているかどうかの違いです。ペケくんがなかなか鳴き止まないので飼い主さんは「ペケくん、静かにして!」と怒りました。
- しかし、飼い主さんが一緒に吠えてくれると思ったペケくんはますます吠え続け、結局郵便屋さんが帰るまで吠えていました。
- しつけをただ怒ることだと思っていたグーちゃんの飼い主さんは、どうやら大きな間違いをしてしまったようです。 ワンちゃんの習性やその時の正確な気持ちを理解することがしつけの第一歩になるのですが…
- アイコンタクト
- おやつの時間になり、2匹は大喜び。 グーちゃんは飼い主さんの「まて」の言葉でうずうずしながらも飼い主さんの目を見てアイコンタクトをしながらきちんと待っています。 それに対してペケくんはおやつが出されたと同時に食べはじめ、ペロリとたいらげてしまいました。
- もちろん飼い主さんとアイコンタクトをしている時間はありません。 アイコンタクトはワンちゃんと飼い主さんの信頼関係を意味します。
- 飼い主さんとの間に確実にアイコンタクトができるようになれば、その時犬は飼い主さんを信頼して次に言おうとしていることを待っている「聞く体勢」ができるようになります。 それはしつけのしやすさにもつながるのですが…
- しつけが大切なワケ
- どうでしたか? グーちゃんとペケくんは一見同じように見えますが、生活を比べてみるとたくさんの違いがあるのがわかりましたね。 きちんとしつけができていれば、ご主人である飼い主さんとの間に信頼関係が成り立っていることになります。
- そしてそこから絆が生まれます。また、ワンちゃんを飼ったことで今までなかった掃除や散歩の時間が増えます。 しつけができていればその時間はほとんど気にならず、飼い主さんの気持ちにゆとりや喜びを持たせてくれます。
- そしてワンちゃんも怒られることなく過ごすことができるので、さらにお利口さんになることでしょう。 ワンちゃんはこれから何年も一緒に生活をする家族の一員です。 きちんとしつけをして、みんなで楽しく暮らしていきたいですね。
まとめ
基本的なしつけは子犬の時期からはじめますが、ちゃんとできたからと言ってしつけをしなくなると忘れてしまうことがあります。子犬の時期だけではなく、大きくなってからも引き続きしつけをすることが大切です。