こんな場所は危険!
ペットの肉球に刺さるものとして一番多いのが木片や、“のぎ”と呼ばれるイネ科の穂先の尖った部分などの植物性のものです。山道などの舗装していない道や、農道のあぜ道を歩くときには十分注意しましょう。
また、工事現場の近くにはガラス片や釘、コンクリートのがれき、など尖ったものが、また、海沿いや河原には釣り針が落ちていて、それらを踏んでしまう事故も多くみられます。
さらに、室内にもホチキスの針や画びょうなど肉球に刺さる小さな危険物があることを忘れないようにしましょう。
まず肉球をチェックしましょう
もし、お散歩中に突然足を上げて痛がる素振りを見せたら、まずは肉球とその近くを注意してみてください。肉球は感覚が敏感な場所なので、小さなトゲが刺さっているだけでとても痛がります。トゲがとても細いと出血はしていないことが多く、見ただけではわからないかもしれないので、そっと肉球に触れながら、痛がっている場所を見つけてあげましょう。
トゲの抜き方
トゲを見つけたら注意深く引き抜きましょう。木片など崩れやすいトゲの場合、破片の一部が皮膚の中に残ってしまうことがあり、傷が化膿して長期間治らず、最終的に手術で皮膚を大きく切開しなければならなくなることもあるため、トゲを抜くときには“とげぬき”などしっかりとトゲの根元をつかむことが出来る道具を使って、途中で折れないように気を付けながら引き抜きましょう。
もし釣り針が刺さってしまった場合は、釣り針には“かえし”と呼ばれる逆トゲがついているため、そのまま引っ張ってはいけません。ペンチでまず“かえし”の部分を切り取ってから、釣り針の曲がりに沿ってくるりと引き抜くようにしましょう。
応急処置の方法
トゲが比較的大きくて傷口から出血しているときには、抜いた後にまず清潔なガーゼのようなもので押さえて圧迫止血を行います。
逆に出血が多くない時には、傷の深い部分の汚れを出すために、血を絞り出すようにしながら傷口を流水でよく洗い流しましょう。
低刺激性の消毒薬があれば使っても構いませんが、トゲの刺し傷は傷口が小さくて深く、傷の深部まで消毒薬が届かないことが多いので、無理に使うことはありません。
傷口を流水できれいにした後は、再び汚れないように清潔なガーゼなどで覆い、さらに伸縮包帯などを用いて取れないようにカバーします。その際、肉球の部分だけを巻くとすぐに取れてしまうので、多少大げさになってしまいますが、つま先から足首(親指の部分)の上まで巻くようにしましょう。中~大型犬であれば、子供用の靴下を被せてテープで止めてもよいでしょう。
そして、なるべく足を地面につけないように抱っこをするか、ケージに入れて動物病院に連れていきましょう。
トゲのような深い傷は化膿しやすく、肉球は一度傷つくと治るのに時間がかかる場所なので、たとえ小さな傷でも家で応急手当をした後は必ず動物病院に連れていき、診察を受けるようにしてください。
応急処置の方法
トゲが比較的大きくて傷口から出血しているときには、抜いた後にまず清潔なガーゼのようなもので押さえて圧迫止血を行います。
逆に出血が多くない時には、傷の深い部分の汚れを出すために、血を絞り出すようにしながら傷口を流水でよく洗い流しましょう。
低刺激性の消毒薬があれば使っても構いませんが、トゲの刺し傷は傷口が小さくて深く、傷の深部まで消毒薬が届かないことが多いので、無理に使うことはありません。
傷口を流水できれいにした後は、再び汚れないように清潔なガーゼなどで覆い、さらに伸縮包帯などを用いて取れないようにカバーします。その際、肉球の部分だけを巻くとすぐに取れてしまうので、多少大げさになってしまいますが、つま先から足首(親指の部分)の上まで巻くようにしましょう。中~大型犬であれば、子供用の靴下を被せてテープで止めてもよいでしょう。
そして、なるべく足を地面につけないように抱っこをするか、ケージに入れて動物病院に連れていきましょう。
トゲのような深い傷は化膿しやすく、肉球は一度傷つくと治るのに時間がかかる場所なので、たとえ小さな傷でも家で応急手当をした後は必ず動物病院に連れていき、診察を受けるようにしてください。
まとめ
肉球の皮膚は、ほかの部位よりも角質が厚く、さらにその内側は体圧を分散するように弾力のある組織が豊富です。ですので、本来は非常に丈夫な部位なのですが、ペットが室内で暮らすようになって肉球はどんどん柔らかくなり、お出かけで傷つきやすくなっています。
肉球にトゲが刺さる事故は誰にでもありうることなので、対処法をいつでも忘れないでいてくださいね。