犬 猫 犬

当ウェブサイトでは、お客様により良いサービスを提供するためCookieを使用しています。

プライバシーポリシー

動物病院で飼い主さんができることを聞いてみよう

動物病院内で私たちは飼い主としてどのように振舞えばよいのでしょうか?色々な場面で、こんなことをしたら病院スタッフの迷惑になるのではないかしら?とか、逆に飼い主なのに何もしないと思われていないかしら?などと、さまざまな心配が頭をよぎると思います。今回はそれぞれのケースについて、獣医さんの本音を聞いてみましょう。
検査や注射などの治療を行うとき、飼い主はどうしているのが一番良いのですか?
もしペットが飼い主さんのことを信用して言うことをよく聞くようであれば、積極的に獣医師の診療に協力してください。
たとえば、背中にワクチン注射を打つときにはペットが振りかえって動かないように正面から両手で首輪を持って押えたり、検査や治療で少しの間横倒しでじっとしていなければいけないときには頭をなでながら小さな声で話し掛けてなだめたり、といった協力をしていただくとペットもリラックスしてすごすことができるため、病院としてはとても助かります。
ただし、たとえば血管から採血をする場合や耳の中を清浄する場合、レントゲン撮影を行うときのような場合、患部を触ると痛みがあって暴れる可能性がある場合には、特殊な押え方をしたり危険を伴うことがありますので、そのときは獣医師もしくは動物看護師が行います。
どちらにしても、病院スタッフの指示がありますので、それに従うようにお願いします。
治療の時にペットを抱っこして協力しようと思っていたのに「飼い主さんは外に出て待っていてください」と言われたことがあります。それはどうしてですか?
ペットによっては、飼い主さんが近くにいると飼い主さんに抱きついたまま離れなかったり、逆に飼い主さんという後ろ楯があることで気が強くなって病院スタッフに対して攻撃的になることがあります。
このような状態では注射一本打つことも非常に困難になり、きちんと診察、治療を行うことができません。ですから、一旦飼い主さんに診察室を出てもらって、頼れるものがない状態にして静かになったところで診察、治療を行うようにする場合があります。
ペットも飼い主さんも少しの間、不安な思いをするかもしれませんが、そこは速やかに診察を終らせるために協力をお願いします。
外から声をかけたり、ドアの隙間からこっそり見ていたりする行為も控えてください。順調に終って、スタッフから再び入室の許可が出たら、ペットに再会して、頑張って治療を受けたことをよく褒めてあげましょう。
ケージの奥に入ったまま怒って出てこない猫は飼い主が無理やり引きずり出した方がいいですか?
病院という緊張する場所で猫が一旦怒り始めたら、それをなだめる手段はありません。普段おうちで言うことをよく聞くおとなしい子でも、そうなってしまったら飼い主さんでも押さえつけたりすることはできないでしょう。
もし無理やり引きずり出しても、病院中を逃げ回ってしまう可能性がありますので止めましょう。
猫の場合、病院に連れてくるときにはあらかじめ洗濯ネットのような中が見える袋に入れてから、なるべく上を開くことのできるバスケットやケージに入れて病院に連れて行きましょう。
猫はもともと袋状のものの中に入っている方が安心しますし、万が一怒り出してしまっても袋越しに必要な治療を行うことも可能です。
ペットが入院することになりました。ずっと付き添ったり、頻繁に面会に行ったほうがいいのですか?
病気の治療や手術などで入院が必要になる場合はあまり多くないため、いざという時にどうしたらよいのか戸惑ってしまうことも多いと思います。
入院は家庭内でできないことを行うためのものですから、基本的に飼い主さんが何かをする必要はなく、通常は用意すべきもの、することはありません。
でも、離ればなれになってペットも寂しいだろうと、付き添いを申し出たり、頻繁に面会に行きたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。ペットの顔を見れば人は少し安心するかもしれません。
しかし、ペットはどうして自分が入院をしなければいけないのか、一人ぼっちなのかを理解できません。そして、面会に来ても飼い主が再び自分を置いて帰っていってしまえば、その気持ちはもっと混乱してしまうでしょう。
おうちに帰りたくて鳴いたり暴れたりすることもあるかもしれません。これではせっかく安静にして治療を進めようと入院させたのに逆効果になってしまいます。
どうしても入院中のペットの様子を知りたい時には、まず電話で状態を確認した上で、獣医の許可を得てから、陰からそっと見守るようにしましょう。
飼い主は病気についてどこまで獣医師に聞いていいのですか?また、どのタイミングで聞くのがいいのですか?
飼い主は自分のペットの病気について、わかるまでとことん聞く権利があります。「こんな初歩的なことを聞いたら怒られるだろうか?」とか「お金の話をしたら失礼だろうか?」などと心配する必要はありません。
病気の話、治療方針、治療費のことなど疑問に思ったらその場でどんどん聞きましょう。
聞くタイミングとしては、診察室内にいるときのほうが、お互いに忘れなくて良いでしょう。
診察が終ったあとでは次の人の診療に入ってしまい、すぐには対応できない場合もありますので、その点は十分に考慮しましょう。

関連記事

News

デビフペットからのお知らせ

News
PAGE TOP