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ネコちゃんの基礎知識[猫図鑑]

第6回 ブリティッシュショートヘアーについて

第6回 ブリティッシュショートヘアーについて

ブリティッシュショートヘアーはイギリス最古の猫ともいわれており、有名なところではルイス・キャロルの児童小説「不思議の国のアリス」に出てくるニヤニヤ笑う猫、“チェシャ猫”のモデルとして知られています。日本での人気はごく最近になってからで、CMなどで見かけるグレーのふくよかな猫、といえば思いつく方もいるのではないでしょうか。

ブリティッシュショートヘアーの歴史

ブリティッシュショートヘアーの歴史は古く、その起源は紀元前のローマ帝国時代までさかのぼると言います。古代ローマ軍がイギリスに遠征したときに、食料を荒らすネズミを退治する目的で一緒に連れてきた猫と、イギリス土着の短毛種の猫が自然交配して誕生したとされ、それがやがて純血種として固定されました。1871年にはイギリスのキャットショーで受賞し、人気は不動のものとなり、1890年代にはイギリスの猫として公認されました。しかし、第二次世界大戦になると、食糧難から絶滅の危機に瀕し、一時数が激減してしまいました。そこで、ペルシャやロシアンブルーなどとも交配し20世紀中ごろに復活、1970年代にはアメリカに渡り、そこから世界中に広がっていきました。

ブリティッシュショートヘアーの体格と体の特徴

体格は中~大型のコビーに近いセミコビーで、がっしりとした体つきに太くて短い足が特徴です。短く太い首に大きく頬の張った頭が乗っており、まん丸でオレンジ色の目と、大きくて丸いウィスカーパッド(ひげ袋)が愛嬌のある顔立ちにしています。鼻はまっすぐで、耳は丸くて小さめです。 オスの体重は6~9㎏なのに対して、メスはやや小さく4~6㎏くらいです。
また体質の特徴として特筆すべきなのは、ほとんどの猫の血液型がA型なのに対して、ブリティッシュショートヘアーは約4割がB型だそうです。滅多にあることではありませんが、もし輸血が必要な時は覚えておきましょう。

ブリティッシュショートヘアーの毛色

代表的な毛色は“ブリティッシュブルー”と呼ばれるグレーの毛色ですが、そのほかにもブラック、ホワイト、レッド、クリーム、シナモン、チョコレートなど様々な毛色が存在します。また、柄も単色のソリッドだけでなく、タビー(縞模様)やパーティーカラー、キャリコ、シェード、トーティー、など様々な柄が存在します。
被毛は非常に密な短毛のダブルコートで、その厚さは“掻き分けても皮膚が見えない”とさえ言われています。かつてペルシャと交配したことがあるため、稀に長毛の子が出ることがありますが、“ブリティッシュロングヘアー”という別の品種として今では分けられています。
換毛期にはかなりの抜け毛があるため、日ごろからブラッシングは必要ですが、人に触られることをあまり好まないためグルーミングもあまり好きではないようです。数日に1回、手早く行うようにしましょう。

ブリティッシュショートヘアーの性格

もともとネズミ退治のための猫なので運動能力は高いのですが、あまりバタバタ動き回ることはなく、静かに一人でいることが好きなようです。自立心が強く、知的で人に対してもクールで、抱っこされたり膝に乗って甘えたりすることは苦手なので、ペットとイチャイチャしたい人にはやや物足りなく感じるかもしれません。しかし家族に対しては愛情深い面もあるので、無理強いはせず、自分から近寄って来るのを辛抱強く待っていれば、さりげなく寄り添ってくれるでしょう。
ただし家族以外の人には人見知りでちょっと気難しい面もあるため、残念ながら“うちの子の良さ”はあまりわかってもらえないかもしれません。

ブリティッシュショートヘアーの食事

がっしりとした骨格でありながら動きは素早く、全身が筋肉質なので、高タンパクな食事を心がけるようにしましょう。ただし、肥満にもなりやすいので、関節に負担がかからないようにカロリーの取りすぎにはくれぐれも気を付けましょう。関節に良いとされるグルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨成分を豊富に含んだ食事もお勧めです。

まとめ

ブリティッシュショートヘアーの見た目も態度も威厳たっぷりの重厚な存在感は、日本猫に慣れ親しんできた私たちから見ると、いままでにない新しいタイプの猫かもしれません。ですが、猫は好きだが少し距離を置いてそれぞれのプライバシーを大切にしたい、と思っている人にはぴったりのペットになるでしょう。